こんにちは!!
今回はMRのコイルについているクッションのお話。
これ5年過ぎたらへたってきませんか?!
それを買い換えずに、どこの施設でも何とかしているっていう説を唱えてみました。
なぜならメーカーから買うととんでもなく高いからです!!!!(笑)
ちなみに画像のコイルは乳腺用コイル(腹臥位用)です。
もうへろっへろです。
患者さんが寝たときにクッション性がゼロでとにかく痛いです。
これをなんとか復活させましたので、ご紹介します。
乳腺のコイルに限らず同じことが言えますのでご参考になれば幸いです!
胸骨があたる一番痛そうな中央に、シリンジなどの梱包に付いてきたスポンジを適宜入れました。
スポンジは柔らかいのですごく潰れますから、中途半端にいれずにたっぷり入れました。
厚くなりすぎると感度に影響が・・・と心配してましたが、考えてみたらコイルに被写体が丸々入っている状態なので心配する必要はありませんでした。
むしろある程度厚くしないと本末転倒でした。
スポンジは割りとすぐ劣化するのでタオルとかでも良いかもしれません。
ウレタンを切ってはさんだりもしましたが、結果は同じでした。
オペ室で使うような柔らかパッドなども考えましたが、画像に写ってしまうデメリットがありました。
もっといい素材がないかまだまだ検討中です。
次の画像のこれはうつ伏せの顔を置く場所です。
お持ちの施設の方は分かるかと思いますが、改良前の画像は撮っていなかったため、いきなりミイラ状態のカスタム後ですがご理解を。
このページの最初の画像のようにへろっへろの状態で、乗せたおでこが痛い状態でしたがこのように生まれ変わったわけです。
内容は至極簡単。
丸めたスポンジを弾性包帯で台座ごとミイラにしてみました。
これが患者さんに好評で、とっても良い感じです。
これを開発してくださったのは、私の施設の放射線科看護師さんです。
いつも患者さんのことを、そして検査のことを考え、時に医師との間に立ってくれる非常に優秀で人格者である方の考案です。
ある日私が出勤したら完成していました(笑)
僕の暫定案はタオルをリング状に巻いて顔に当てるというものでした。(ボツ案)
もちろん体側のクッションも、顔のクッションも、バスタオルやフェイスタオルをあてて患者さん毎に洗濯して使用しています。
いかがでしたでしょうか?!
放射線科で使う器具などは買うと高いのが常です。
これは当たり前です。
ですから自作でコスパよくというのは、これから技師の必須スキルといわれる日が来るかもしれません。
あなたの施設のコイルのクッション、一度実際に寝てみて確かめてください!!
そしてあなたの施設の復活の呪文を教えていただけたら嬉しいです!
ご意見ご質問お待ちしております。
以下URLはこの記事の一年後に書かれたアップデート版です!!
是非合わせてご覧ください!!
Re : MRコイルのクッション,がんばって復活させている説 復活の呪文 本気編
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