こんにちは!!
RTCです。
今回は肩関節の撮影法に関するご紹介です。
一部リライトです。
全体を見直しながら、見やすくしたり修正をかけたりしています。
以下、本文です。
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こんにちは!!
他の施設はどう撮ってるの?シリーズ第5弾。
手指、足指、手関節、肘関節ときまして!
今回は、『 肩関節 』です!!
肩関節は比較的若い技師さんたちがつまづきやすい関節だと思います。
しかし手順さえしっかり押さえれば、すぐに上達すると思います!!!
一緒に考えていきましょう!!
※施設によって撮影法や考え方は違います。参考にしていただけたらと思います。
撮影法は動画でも紹介しています!!!
ブログと合わせて是非動画をご覧ください!!
肩関節の撮影方法!!うまく撮れるコツ!! これ。他の施設はどう撮ってるの?!シリーズその5
https://www.youtube.com/watch?v=QyUr9b__I8s
まず正面!!
肩関節の正面は肩甲骨をイメージしましょう!!
肩甲骨は比較的手で触れられる骨です。
可能な限り最小限、触って確認しましょう!
手順
1、胸を張って姿勢をよく立ってもらう(猫背だと入射角に影響する)
2、肩(肩甲骨)が全体的にカセッテに対し平行になるように体を動かす (斜位の強さに注意)
3、顔が映らないように注意し、入射点を合わせる(関節面に入れる)
4、上肢は力を抜いて下垂させ、手掌を体の正面とする
5、軽く息を止めて撮影!!
コツはあごを上げること!!(胸を張りすぎると逆に見えづらくなります)
姿勢を良くすることで、体幹部が肩関節に重ならない様にします!!!
猫背になった状態では、体幹部との重なりが増えてしまい、肩関節が見えにくくなってしまいます。
※ 斜位の強さの目安は、医師と話し合って決めましょう。
※※患者さん個人の体格や状態によって、可能な限り上腕肩甲関節を観察しやすい状態を作りましょう。
入射点は肩関節の真ん中。
動画では言い忘れましたが、管球は頭尾方向に20度前後振ってます。
息は必ず止めましょう!!(吸気ではなくそのまま軽く止める)
この施設での側面は、 Y-VIEW です。(医師によって違います)
P-Aで撮影します。
正面同様、肩甲骨を、そして上腕骨を触ってポジショニングをします!!
手順
1、肩甲骨の内側の縁を触り、照射野の十字影を利用して線束中央に合わせる
2、上腕骨を上から軽く触知し、上腕骨の真ん中を線束中央に合わせる
3、肩甲骨の内側の縁、上腕骨の真ん中が、照射野の十字影で結ばれていることを確認する
4、上腕骨が体から重ならない様に、少し外側に肘を引く(前腕が回内しない様に)
5、息を軽く止めて撮影!!
コツは照射野の十字影を利用することです!!
そして正面とは逆で、Y-VIEW は胸を張らないようにしましょう!!胸を張るとかえって重なりが増えて見えにくくなります。
入射点は概ね関節。
管球は頭尾方向に20度前後振っています。
必ず息は止めましょう!!
撮影していない方の手で、ブッキー台を持ってもらうと安定します。
いかがだったでしょうか?
今回は2方向の紹介をさせていただきました。
軸写は多彩なのでまたの機会に!!
肩関節は人間の体の関節の中でも、もっとも複雑な関節の一つです。
複雑な関節を撮るときのポイントは、
頭の中にて、関節を骨でイメージすることです!!!
眼から透視を出す感じですね(笑)
また解りにくい表現を・・・、と思うかもしれませんが、
何かの基準線に頼るよりも実物をイメージした方が、むしろ大きなミスが減ります!!これホントです。
今回は肩関節を紹介させていただきました!!
動画の方と合わせて見ていただくとイメージしやすいと思いますので、是非動画もご覧ください!!!
肩関節の撮影方法!!うまく撮れるコツ!! これ。他の施設はどう撮ってるの?!シリーズその5
https://www.youtube.com/watch?v=QyUr9b__I8s
それでは!!!
※施設によって撮影法や考え方は違います。参考にしていただけたらと思います。
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