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【パターンを作ろう】肋骨撮影法!!~正面撮影編~ 一般撮影・レントゲン ほかの施設はどう撮ってるの?!シリーズその33

 

 

こんにちは!!

 

RTCです!!

 

今回は肋骨正面の撮影法を紹介したいと思います!!

 

このブログでは動画の詳細を解説しています!!

 

 

ほかの施設はどう撮ってるの?!シリーズその33

 

 

『 【パターンを作ろう】肋骨撮影法!!~正面撮影編~ 一般撮影・レントゲン ほかの施設はどう撮ってるの?!シリーズその33 

 

 

 

今回は、肋骨正面方向の撮影法をご紹介します!!

 

正面だけかよって思った方、すみません。

 

理由は、動画の尺の関係で正面と斜位が二回に分かれたからですw

 

 

 

今回のコンセプトは、撮影パターンを作るコツです!!

 

肋骨撮影は、痛む部位によって撮影法が変わります。

 

ですから基本の考え方をシェアして、パターンをまとめたほうが安定した撮影となります。

 

 ややこしい撮影方法だからこそ、これを機に仲間で話し合ってみませんか^^//

 

 

 

いつも通り!!

 

RTCでご紹介する情報はコミュニティに集まった情報をまとめたものです。

 

施設によって方法や考え方は違います。

 

みなさんの施設の参考になれたら幸いです。

 

 

それではご紹介していきます!!

 

 

 

 

 

 

~ 正面撮影 ポジショニング前 ~

 

正面撮影のポイントはこちらになります。

 

・身体の向きの決め方

・高さ方向の合わせ方

・横方向の合わせ方

・体位の取り方

 

この4つです。

ここに注目してみてください!!

 

 

 

まずはこれを決めないと始まりません。

 

< 身体の向きの決め方 >を説明していきます!!

 

具体的に言えば、APで撮るのか、それともPAで撮るのか?です。

 

結論から言うと、

 

『痛い方をカセッテ側(ブッキー)につくようにする』です!!

 

 

つまり

 

『腹側が痛ければPA』

 

『背側が痛ければAP』

 

という事になります。

 

※※真横が痛い場合は状況で適宜判断です

 

 

この時、痛い部位の聞き取りの仕方に注目してください!!

 

 

 

 どこが痛いですか?ではなく。

 

『痛いところを指で触ってみてください。』

 

この聞き方をすることで、正確に一番痛い場所を把握することができます。※圧痛があるという事

 

 

この部位を基準に身体の向きを決めます。

 

 これが決まったらいよいよポジショニングです!!

 

 

 

 

 

 

もう一つはじめに決めておくことは 

 

上部か下部かですね。

 

 < 高さ方向の合わせ方 >の合わせ方はこちらです。

 

 

 

 

上部肋骨を撮影する場合は、僧帽筋の影を基準に合わせましょう。

 

第一肋骨が欠けることはありません。

 

 

 

下部肋骨を撮影する場合は、腸骨稜(あるいは上前腸骨棘)を目安にしましょう。

 

ココが端っこなら、特別な体格でない限り、下部の肋骨が欠けることはありません。

 

※※腸骨を画像に入れてしまうと、必要ない部分がたくさん写ることになる場合があるので適宜調整

 

 

 

 

 

 

 

 

では改めて。

 

立位での撮影法を紹介します。

 

SIDは100cmを想定しています。

 

動画で使用しているカセッテは大角サイズ(14×14インチ)です。

 

肋骨は痛む部位と離れたところにも所見があることがしばしばあります。

 

大き目のカセッテを使う事をお勧めしています。

 

あらかじめ照射野を使用予定のカセッテサイズに絞っておきましょう。

 

 

 

 

ここからは、下部肋骨腹側が痛んでいる方を想定して説明していきます。

 

 

<正面撮影の流れ> ※下部腹側に圧痛ありの場合

 

1、ブッキーにお腹を付けて立ってもらう(最初はだいたいで良い)

 

2、高さは使用カセッテ下端に腸骨稜を目安にして合わせる(腸骨を入れ過ぎない、患者さんの体格にもよる)

 

3、照射野の左右中心に、写したい側(左右)の半身の中央を合わせる(棘突起と身体の端の中央が真ん中になる)

 

4、身体が斜めらない様、猫背にならない様にする(姿勢はニュートラル)

 

5、光照射野を必要な大きさに絞る(被写体によって変わると思います)

 

6、撮影時には必ず軽く息を止めてもらい撮影(体動を抑制します)

 

 

 

以上が正面撮影の紹介になります。

 

 

身体の向きとカセッテの高さ(管球も)を合わせたら、あとは身体の左右だけです。

 

身体の位置を照射野に合わせることで、再現性良く中央に被写体を写せます!!

 

ブッキーを使う場合、上下と左右は別々に、分けて考えた方が理解し易くなります!!

 

 

撮影時の息止めに関してですが。

 

呼気なのか、吸気なのか。あるいは場合によるのか。

 

施設であらかじめ決まり事を設けておいた方が良いと思います。

 

 

注意:動画では説明のために腰や腸骨にしっかり触れていますが、実際はなるべく軽く確認程度に触ります。もちろん患者さんに一声かけて許可を取りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

肋骨は比較的撮影機会も多く、尚且つ撮影法にバリエーションがある部位です。

 

だからこそパターンを作って再現性を高めると、観察しやすい画像が得やすくなると思います。

 

 

動画でもお話ししましたが、横隔膜付近は白黒の境界が極端で、肋骨の観察が難しくなることがあります。

 

ですからこの部位は画像処理の力の見せ所です!!

 

DRC処理と周波数処理を使って表現できることが、デジタル画像の強みです。

 

 このテーマで解説を考えておりますので、画像処理が知りたい方は是非ご参加ください!!※開催は未定w

 

 

次回は『肋骨斜位撮影』についてです!!

 

お楽しみに!!

 

 

  

それではまた次の動画で!!

 

 

※施設によって撮影法や考え方は違います

 

 

※ブログは動画でお伝えしきれなかった情報やニュアンスを追加しております。

※ブログの執筆が動画編集に追いついておりませんm(__)m

※がんばります!!