こんばんは!!
今回は腰椎側面撮影の際のお話です!!
※写真はphotoACから購入した(サブスク)画像です
身体の下に敷く補助具。
撮影する方向(RLかLRか)
この2点のお話です。
実は3年前の記事になります!!
臥位撮影のお話になりますが、
【地味だけど大事】腰椎臥位撮影の向きと上げ底。
ご紹介させていただきます!!
以下、
今回は腰椎のレントゲン、側面撮影(臥位)についてのお話です!
内容は、当たり前じゃんと思う方も多いかもしれませんし、うちはそもそも立位だし、っていう方もいるかもしれませんが、あくまで考え方のご紹介ということでご理解を。
私は最初の施設にいるときはこの方法を知りませんでしたし、考えたこともありませんでしたから。
ではご紹介させていただきます!!
※施設によって撮影方法や考え方は違います。
最初の(側面画像)症例の正面像です。
※写真はphotoACから購入した(サブスク)画像です
この写真を必ず見て確認してから側面を撮ります。
なぜかというとこの患者さんは、側臥位になるときに右側を下にしないと、椎間が絶対に抜けないのが明らかだからです!!
アライメント、椎体の評価、脊柱管の評価をするためには必須です。
腰椎の2~4番が体の右側に凸になっていますから、X線の線束を体の左側から(写真でいえば向かって右から左へ)入れないといけません。
なにせ一般撮影管球から出るX線は放射状だからですね!(白線がイメージ)
撮影方向を右→左、左→右かで出てくる画像はだいぶ違います。
さらにもう一工夫。
タオルで骨盤と脇腹から胸にかけての高さを調節します。
これはタオルなし画像を見てわかる通り、骨盤より上の腰椎が地面側に右下がりになってしまうからです。
このまま撮ると全体的に斜めの見づらい側面像になってしまい、椎体の様子も観察しづらくなってしまいます。
ですから脇腹から上を少し底上げしてあげるとちょうどよく写ることが多いです。
今回協力してくれた後輩はガタイが良いので見た目でわかりにくかったかもですが、タオルの効果は女性や、やせ形の患者さんへの効果は顕著です。
恰幅の良い人や、肩幅の凄い人の場合は、少な目にしたり入れなかったりと加減をします。
いかがだったでしょうか?!
正面撮ったら、側面を撮影する方向を決め、そして高さを調整する。
手間は手間ですが、効果を考えるとやっておきたい手技だと考えています。
撮影する方向に関しては、立位でも同じことが言えますね。
ちょっと基本的なことでしたが、こういった小ネタもたまに挟んでいく予定です。
ご意見ご質問お待ちしております!!
※施設によって撮影方法や考え方は違います。
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