こんばんは!!!
ほかの施設はどう撮ってるの?!シリーズその26
『 基準はちゃんとありますか?!前腕2方向の撮影法!!ポイントをまとめて解説!!一般撮影・レントゲン ほかの施設はどう撮ってるの?!シリーズその26 』
今回は、前腕2方向の撮影法をご紹介します!!
意外と基準が決まってないことが多いようです!!
ポイントは多くないので基準を作ってみんなで共有しましょう!!
いつも通り!!
RTCでご紹介する情報はコミュニティに集まった情報をまとめたものです。
施設によって方法や考え方は違います。
みなさんの施設の参考になれたら幸いです。
それではご紹介していきます!!
撮影法YouTube動画はこちら!!
『 基準はちゃんとありますか?!前腕2方向の撮影法!!ポイントをまとめて解説!! 』
まずは正面から!!
基本的に補助具を使って座位で撮影します。
撮影のポイントは、
・手のひら上向きを基準にする!!
・肘の高さは肩より少し低めに!!
この2点です!!
< 撮影手順 >
1、まず補助具を使って肘と肩の高さを大体一緒にします。(肘が過伸展にならない程度に)
2、患者さんの身体を少し半身にし、カセッテに前腕を合わせる(肘関節と手関節が欠けないように、動画参照)
3、手のひらをまっすぐ上向きにする( 目安にしやすいことが一番の理由 )
4、身体を動かして誘導すると、上手に前腕をコントロールできる(これも画像と動画参照)
5、照射野を中央に合わせる(前腕中央で良い)
6、撮影!!
以上です。
コツは肘を過伸展しないことと、身体を使って肢位をコントロールすることです!!
それによって得られるのは撮影の安定感です!!
基準を持って検査に臨めば、新人さんでも安心ですね^^
※施設によって撮影方法や考え方は違います!!
※※前腕のような長管骨では関節撮影のようなシビアな基準は設けていませんが基準は必要です!
もちろん患者さんの状態や、肘関節の可動域などのより適宜ポジショニングを行う必要があります!!
女性の中には上腕と前腕に角度がある方がいるので、適宜前腕側を意識して撮影しましょう!!
これらを守ればある程度、患者さんも楽に再現性のある正面像を観察できると思います。
今回は座位で撮影しています。
次は側面です!!
正面同様に補助具を使って座位で撮影します。
撮影のポイントは、
・肘の側面性を基準にする!!
・回外は可能な範囲で!!
この2点です!!
< 撮影手順 >
1、まず補助具を使って肘と肩の高さを一緒にします。(肘の側面性が基準になる)
2、患者さんの身体を少し半身にし、カセッテに前腕を合わせる(肘関節と手関節が欠けないように、動画参照)
3、前腕を回外して橈骨も側面にする(回外は可能な範囲とする)
4、照射野を中央に合わせる(前腕中央で良い)
5、撮影!!
以上です。シンプルww
コツは肘を基準にすること、回外は手関節側面を目指さないことです!!
それによって得られるのはやはり安定感です!!
やっぱり基準を持って検査に臨めば、新人さんでも安心ですね^^
※施設によって撮影方法や考え方は違います!!
※※前腕のような長管骨では関節撮影のようなシビアな基準は設けていませんが基準は必要です!
もちろん患者さんの状態や、肘関節の可動域などのより適宜ポジショニングを行う必要があります!!
これらを守ればある程度、患者さんも楽に再現性のある側面像を観察できると思います。
いかがだったでしょうか?!
ポイントとコツを意識してもらえると嬉しいです!!
シンプルな撮影法こそ、基準がしっかりすると技師全体でのクオリティが上がります!!
ご自身の施設で是非確認してみてください!!
長管骨シリーズでしばらく行きますのでお楽しみに!!
撮影法YouTube動画はこちら!!
『 基準はちゃんとありますか?!前腕2方向の撮影法!!ポイントをまとめて解説!! 』
上腕骨撮影法も合わせてご覧ください!!
『 上腕骨2方向の撮影法!!おまけ 三角巾で腕を吊ったVer. 』
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