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CR 上腕骨2方向のバリエーション01 ~ 腕を吊った患者さんの撮影 ~ レントゲン・一般撮影 ほかの施設はどう撮ってるの?!シリーズその25

こんばんは!!!

 

前回の記事の後編です!!

 

ほかの施設はどう撮ってるの?!シリーズその25 おまけ編

 

 

『 コツは肘と身体の向き!!上腕骨2方向の撮影法!!~おまけ付き 三角巾で腕を吊ったVer.~ 

 

 

前回の記事では通常の上腕骨の2方向をご紹介しました!!

 

今回は上記動画内で一緒に紹介した、おまけの部分をご紹介します!!

 

 

『 上腕骨2方向 三角巾で腕を吊った状態での撮影に関して 』

 

 

三角巾で腕を吊ったようなまま撮影する場合があると思います。

 

もちろん撮影時に三角巾を必ず外すという施設はあると思いまが。

 

それも含めて今回のネタが多くの方に参考になったら嬉しいです!!!

 

では簡単にご紹介いたします!!

 

 

 

撮影法動画はこちら!!!

『 コツは肘と身体の向き!!上腕骨2方向の撮影法!!~おまけ付き 三角巾で腕を吊ったVer.~ 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは正面撮影!!

 

三角巾で吊った状態では、上腕を正面視するのにはコツが要ります。

 

動画で説明した撮影法は、肘の正面を上腕の正面とするというコンセプトでやっております。

 

ですから、上腕を正面にするには身体の向きと健側での患側肢の支持が重要です!!

 

 

ポイントは3つ!!!

 

1、身体の向き!!

肘を基準に身体の向きで正面に近づける

 

2、上腕と身体の重なりを少なくする!!※可能であれば

胸を張ること、肘を身体から離すことで重なりが減り、画像上観察がしやすくなる

 

3、患側の腕を健側の手でしっかりと保持する!!

 痛みを伴うことがあるので自分の手で支持してもらった方が安定する

 

 以上、詳細は画像と動画をご参照ください!!

 

※※患者さんの状態や痛みの強さなどによって、細心の注意を払ってポジショニングを行う必要があります。

※※患部を痛める危険があることを考え、絶対に無理をしてはいけません。

 

 

これらを守ればある程度、上腕を正面で観察できると思います。

 

患者さんの状態によっては臥位や座位を考慮する必要もあります。※今回は立位でのご紹介

 

 

もちろん、

 

無理はしない、が鉄則です!!!!

 

 

 

 

 

 

 

次に側面!!!

 

腕を吊った状態での側面はP→A撮影で撮ります!!

 

比較的、安定した観察が望めると思います。

 

 

ポイントは3つ!!!

 

1、P→A撮影とする!!

肘がと前腕をブッキーにつけることで、上腕はほぼ側面になります

 

2、上腕と身体の重なりを少なくする!!※なるべく

やや胸を張ること、なるべくブッキー側にお腹をくっつける(うつ伏せ気味な感じ)で上腕近位の身体との重なりを低減すると見やすくなる

 

3、患側の腕を健側の手でしっかりと保持する(やや患側肘を引く)!!

 重なりを少なくすることも含む!!痛みを伴うことがあるので自分の手で支持してもらった方が安定する

 

以上、詳細は画像と動画をご参照ください!!

 

※※患者さんの状態や痛みの強さなどによって、細心の注意を払ってポジショニングを行う必要があります。

※※患部を痛める危険があることを考え、絶対に無理をしてはいけません。

 

 

これらを実践すれば上腕の側面を再現性良く側面で観察することができるとおもいます。

 

臥位では難しい撮影法となるので、臥位の場合は適宜対応となるかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

はい!!

 

おまけ編はいかがだったでしょうか??!!

 

頻度は少な目なんだけど、割とあり得る症例に対する対応方法をご紹介しました!!

 

こういったシリーズも来年はどんどん作成していきたいと思っております!!

 

今後もRTCをよろしくお願いいたします!!

 

 

それでは次の動画で!!!!

 

 

撮影法動画はこちら!!!

『 コツは肘と身体の向き!!上腕骨2方向の撮影法!!~おまけ付き 三角巾で腕を吊ったVer.~