こんばんは。
発熱外来。
とりわけ新型コロナが流行っている今、厳重に対応したいですよね。
多くの施設で発熱を主訴にいらっしゃる患者さんの対応に追われているのではないでしょうか?
放射線技師は比較的感染のリスクにさらされ易い職種でもあります。
今回は私の施設での出来事に沿って、いくつかの対応例を紹介したいと思います。
テーマはこの3点。
1、リスクの管理 (撮影するにあたって)
2、消耗品の管理 (予防コストについて)
3、管理職の振る舞い (スタッフのメンタル)
1、リスクの管理 (撮影するにあたって)
場所を発熱外来にてポータブル撮影としています。 ※ポータブル装置は発熱外来に常駐
一般外来から隔離された部屋で診察して、必要な場合はその場で胸部レントゲンを撮影しています。
撮影法は『 座位、P-A 、FPDを患者に持ってもらう 』 です。 ※FPDはビニール袋につめます
丸椅子に座ってもらい、壁を向いてもらって撮影しますので、感染リスクは軽減されます。
この時の格好は『 マスク、手袋、ガウン、帽子、ゴーグル 』 です。
2、消耗品の管理 (予防コストについて)
何処の施設でも消耗品、『 マスク、手袋、ガウン 』 この三種の神器は品薄なのではないでしょうか??
切実な問題です。
なるべく消耗を抑えるべくやっていますが、どうしても物資が足りなくなる不安からは逃れられそうにありません。
いつ在庫と供給が絶えるとも分からない状況ですので、保険はかけておくべきです。
できることは少ないですがこんな工夫を。
『 マスクを自作する 』
輪ゴムが手に入りにくいので、女性用のストッキングをイカリングみたいに切って代用しています!
『 手袋を100均の120枚入りの安いやつを使う 』
消毒清掃用ならば十分使えます!!一応その後手を洗うのは忘れずに!!
『 ガウンの変わりに、袖なしエプロンとアームカバーを組み合わせて使う 』
アームカバーがついていないエプロンしか手に入らないので合体させてリスクを下げます!!
3、管理職の振る舞い (スタッフのメンタル)
今回の新型コロナ騒動は、恐らく数十年に一度の有事ですから誰もが不安です。
こんなときこそ管理職の力が発揮されるときです。
スタッフの安全を確保した上で、施設や社会に貢献しなければなりません。
『 感染関連の検査の取り決めをはっきりとし、システム化を行う ※他科とのルール等 』
『 最初は上司が全ての感染関連検査を行い、安全を確保してからスタッフにリスクと注意事項を周知してもらう 』
出来れば検査のやり方などが定着した後も、検査を行う人間はなるべく限定するべきでしょう。
他科との連携ももちろんですが、放射線科のスタッフで話し合って密かに思っている不安を解消することが必要です。
いかがだったでしょうか?!
新型コロナウイルスの流行が終息するには、まだまだ時間がかかりそうです。
長期戦を覚悟して、消耗品の確保とメンタルの健康を意識して頑張りたいと思います。
情報と保険は安心に繋がります。
こんなときこそコミュニティで情報を共有しましょう!!!
ちなみに冒頭の画像のガウンを着た女性はれっきとした技師です!
職業体験の子供ではありません(笑)
では。
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